2012年4月13日
行元寺
- 住所
- 〒298-0131 千葉県いすみ市荻原2136
- 電話番号
- 0470-86-3816
- ホームページURL
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- 詳細情報
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日本一といわれる彫刻/彫刻又八・波の伊八
≪歴史≫
東頭山無量寿院行元寺は、嘉祥2年(849)慈覚大師円仁によって
伊東大山(現夷隅郡大多喜町伊藤)に草創されました。
大師帰朝後、東国で最初に開山されたところから、「東頭山」と名づけられ、東頭山三学院無量寿寺と称して隆盛を極めました。
しかし、戦火のため焼失したので、平重盛によって荻原の地に移し復興されました。
のち再度の兵火によって冷泉大納言・二階堂行元により再興されました。
大檀那の名を寺名として、東頭山無量寿院行元寺と改称。
明応6年(1497)から兵乱で堂字大破しましたが、武田の将土橋守秀が復興しました。
万喜城主土岐氏の祈願寺ともなり、天正14年(1586)6月に現在地に移築して偉容を誇るに至ります。
≪建築物のご案内≫
◆山門
享保20年20年(1735)建立
荻原の交差点から、参道を上っていくと、まず視界に飛び込んでくる大きな建造物。
朱色の外装と、華麗な彫刻が印象的で、左右に仁王像が配されています。
別名慈雲閣といいます。
◆鐘楼と歌碑
山門を通り、歩いていくと、左手に鐘楼があります。
朝夕2回梵音がこだまし、斉藤信夫作詞海沼実作曲の「母さんたずねて」の童謡も聞くことができます。
◆行元寺本堂
天正14年(1586)建立ですが、
元禄時代に拡張改造した房総屈指の大建造物です。
◆客殿
享和2年(1802)建立
江戸時代に建立された旧書院で伊八の「波図彫刻」などがあります。本堂の右手にあります。
≪仏像と法具≫
◆本尊阿弥陀如来立像
<平安時代>千葉県指定有形文化財
東頭山無量寿院行元寺のご本尊で、須弥壇上に観音・勢至菩薩を脇侍として安置されています。
記録によれば、平安時代の末に当山を再興した平重盛の守り本尊であるといわれています。
◆三種の秘宝<鎌倉時代>
善光寺三尊平重盛のあと当山を再興した、冷泉大納言の御持仏とされています。
柔和なお顔で、善光寺三尊としてはもっとも優れた作と言われています。